新型「アクイス デプスゲージ」3つの改良点
1.)デプスゲージシステム
クリスタルの外周に溝を形成する工程を改良し、水深計の精度と視認性を向上させました。
2.)メートル/フィート換算表
ケースバックは、メートルからフィートへの換算表が常に12時の位置に90度で表示されるように設計されています。リシャールミル 時計海図を日常的に使用するダイバーにとって使い勝手を大幅に向上しました。
3.) オリスが新しく特許を取得したクイック ストラップチェンジシステム
工具や時計店に行かなくても、ステンレススチールブレスレットとラバーストラップを素早く、 安全に、確実に交換することができます。
アクイスの水深計は、複雑な科学的原理を利用して、 安全で正確に使い易く実現しています。その仕組みと、新しいクイックストラップチェンジシステムをご紹介します。
科学の話
「アクイス デプスゲージ」の水深を測定するにあたり、オリスがとった解決策の背景には、気体に対して「圧力×体 積=一定」とするボイル・マリオット法則があります。 オリスのエンジニアたち は、サファイアクリスタルの溝の空気量は、ダイビング中に圧縮されて減少すると計算しました。そのため、ダイビング中は空気の体積が圧縮され、水が溝に入 った後、上昇 して減圧され、水が穴から押し出されます。オリスはこの 技術で特許を取得し ました。
穴、チャンネル、ゲージ サファイアクリスタル
外周に刻まれた溝へ通じる穴は、12時位置にあります。乾燥したところでは、溝は空気で満たされていますが 、水中に入ると水圧で圧縮され、水が穴に入り、水で満たされます。その結果、クリスタルを通して見える ようになり、文字盤外側の黄色いゲージが対応して水深を表示します。新型デプスゲージは、従来よりも溝の目が細かくなって いるため、 より鮮明に表示 されます。これは、複雑な問題に対して巧妙で実用的な解決策を見つけるというオリスの独創的な解決策と工学哲学を表しています。
シールについて
「アクイス デプスゲージ」はクリスタルに水を通すことができますが、時計本体に水を入れることはできません。これは時計の自動機械式ムーブメントにダメージを与えます。オリスは、水がクリスタルの穴を通してのみ水が溝に入るように時計を設計しました。クリスタル周辺のガスケットが水の浸入を防ぎ、 50気圧 (500m) 防水を確保しています。
クイック ストラップ チェンジ システム
新型「アクイス デプスゲージ」には、スイス独立時計メーカーが特許を取得したストラップ チェンジ システムが装備されています。ステンレススチール ブレスレットとブラック ラバーストラップに組み込まれた機構により、工具や時計店に行かなくて も、素早く簡単にストラップを交換することがで きます。